オリックス銀行カードローンの審査は甘い?厳しい?体験談から読み解く審査の真実
オリックス銀行カードローンの審査は、年齢、性別、勤務先、年収、既婚か独身か、家族構成、希望融資額、他社ローンの残高、利用目的... 等を元に総合的に判断されると言われていますが、実際の基準は銀行によって異なり公開もされていません。
だから、私は○○だから私は審査に通らないとか、○○だから審査に通るはずだといったことは申し込む前には分かりません。結局、実際に申し込んでみないと結果は分かりません。
もし、申込み前に審査が気になるのなら公式サイトの「お試し診断」や「返済シミュレーション」をしてみるといいと思います。
お試し診断
オリックス銀行カードローン公式ページに、「お試し診断」の機能が付きました。
年齢、他社借入件数、他社借入金額の3つを入力するだけで、借入可能か簡単に分かります。ただ、あくまで簡易的な審査なので、実際に申し込んでみないと分からないので参考程度に考えてください。
返済シミュレーション
オリックス銀行カードローン公式ページに、「返済シミュレーション」の機能が付きました。
希望の利用限度額と、借入希望額を入力するだけです。
目次
オリックス銀行カードローンに実際に申し込んでみた
オリックス銀行カードローンに申し込む前に、実際に申し込んだときの流れと自宅に届いた書類をご紹介します。2016年当時のものなので今は変わっているかもしれませんが、参考にはなると思います。
申込みからローンカード受け取りまで
申込み当日 | |
---|---|
15:15 | ウェブ申込み送信 |
15:27 | 確認のメールが届く |
翌日(2日目) | |
---|---|
9:45 | 仮審査のメールが届く |
10:10 | 職場に電話が来る。電話の後すぐに「書類ご返送のお願い」というメール(3)が届く |
13:10 | メールに書かれてある通り身分証明書をアップロード |
13:21 | 手続き完了のメールが届く |
4日目 | |
---|---|
12:00 | ローンカード到着(簡易書留) |
実際に届いた郵送物とカード
申し込みでしてはいけない5つの嘘
どうしても審査に通りたい、その思いから、どうやって申込みフォームを記入したら審査が通るかなどを画策する人もいます。そして、うっかり嘘の申告をしてしまう人もいるようです。
しかし、金融機関側は長年の経験とノウハウから、そういった嘘は簡単にバレるように仕組みが作られています。嘘をついていると分かると基本的に審査は通してくれませんので、申込み内容は正直に書くことが大切です。
審査というのは、つまり「返済能力」があるかどうかを確認することです。嘘をついてまでお金を借りても返済能力が無ければ自分の首を絞めるものですから、自分を守る意味でも正当に審査してもらえるよう申込みは正直にしましょう。
では、申込みで注意すべきポイントをいくつか見ていきましょう。
他社利用件数の嘘
いままで他社からもお金を借りた事がない人や既に完済している人はいいですが、まだ残債がある人は他社の借入の件数や金額は正直に申告しましょう。過少申告と思われると通るものも通りません。
銀行は個人信用情報機関から、あなたの現在の借り入れ先、借入額、返済しているかなどを調べることができます。しかし、いくら借りているか分からない人もいると思います。そういう人は残高証明書を発行してもらいましょう。残高証明書はお金を借りたところで無料で発行してもらえます。

個人信用情報機関とは、クレジット・ローン会社が信用情報(契約内容・支払い状況・残債など)を加盟する会社間で共有する為の組織です。加盟したクレジット・ローン会社は他社の借入や返済の延滞などの状況を知ることができ審査などに利用します。
年収の嘘
オリックス銀行の申込みで年収を多めに申告してはいけません。会社名、規模、あなたの年齢、勤務歴、役職で大体の年収は割り出されます。だから実際より多めにごまかそうとすると、嘘をついているかもしれないということで、確認のため収入証明書の追加提出を求められるでしょう。
このように、収入証明書を提出すれば嘘を付いたことはすぐにバレますから、そうすると審査には通りにくくなるでしょう。

自営業や個人事業主、または会社の代表者の方が申し込んだ場合、原則所得証明書の提出が求められます。
勤務先の嘘
勤務先も審査には影響してきます。やはり知名度もあって資本金が大きく、また業績も良い安定した企業に長く勤めていた方が有利でしょう。特に上場企業や公務員は安定していますからね。お金を貸す側としてはより収入が安定しているかということが重要なのです。
なので、勤務先を変わったにも関わらず、前の会社の方が大きいので審査に有利と思って以前の勤務先を書いてしまう人が中にはいるそうです。しかし、勤務先には必ず電話確認が入りますから、そんな嘘はすぐにバレてしまいます。。虚偽の申告は、審査で落とされるだけでなくブラックリストに登録されることもあるので絶対にしてはいけません。
また、リストラされて無職なのにまだ勤めていると嘘を付くのもいけません。無職では申込み資格すらありません。

無職の人は、まず失業保険の手続きをしましょう。会社都合のリストラであればすぐに失業手当が支給されます。自己都合の退職なのに実質は会社都合だった場合は労働基準監督署に相談しましょう。すぐに失業手当が支給される場合があります。
また、もし病気で会社をやめてしまった場合は「傷病手当金」が支給されることがあります。条件がありますので詳しくは勤めていた会社や健康保険組合に相談してみましょう。傷病手当金はもらっていた給与の6割を最大1年6ヶ月支給されますので生活の大きな支えになります。※但し、国民健康保険には傷病手当金はありません。
住所や電話番号を間違える
嘘ではないにせよ、郵便番号や住所、電話番号の間違いは、以外と審査に影響します。間違いがあるとせっかくのスピード審査も再確認で時間がとられますし、その人はいい加減な人で返済し忘れもあるんじゃないかと思われるかもしません。
それと、引っ越してかなり経つのに本人確認資料、特に運転免許の住所変更をしていない人が意外に多いようです。そうするとまず本人確認資料の住所変更をしないといけませんので時間がかかってしまいます。
必要以上のお金を借りようとする
オリックス銀行カードローンの融資限度額が最大800万円だからといって借り入れ希望額を800万円で申し込んでも、審査に通るのは難しいでしょう。
もちろん、それだけ年収が高い人であれば多少大きな金額でも最初から借りられるかもしれませんが、そうでない人は最初は100万円以下コースで申し込んで、返済をきちんとしてるという実績を作ってから上限額を上げてもらうという方がいいと思います。必要以上の金額を借りようとして審査に落とされるよりは正攻法です。
オリックス銀行カードローンの申込み資格
まず申し込み資格を確認しましょう。オリックス銀行カードローンに申し込めるのは次の条件を満たしている方です。
- 年齢が満20歳以上69歳未満
- 毎月安定した収入のある方
- 日本国内に住んでいる(※外国籍の方は永住者または特別永住者の方)
まず、年齢の基準については満20歳以上69歳未満という条件は他社と比べて上限年齢は高い方です。
次に、収入の条件については具体的に何万円以上と具体的な金額は提示されていません(提示している金融機関はありません)。内部規定はあるかもしれませんが公開されていないので実際に申し込んでみないと審査に通るかどうかは分からないのです。また、重要なのは収入の大小よりも毎月安定した収入かどうかという点です。主婦の方でも、パートやアルバイトで安定した収入があれば申込み可能なのです。こんな年収じゃ貸してくれないかもしれないと諦めずまずは申し込んで審査を受けてみるといいと思います。
専業主婦は借りれません
オリックス銀行カードローンでは、(無収入の)専業主婦については借りる事ができません。夫に収入があってもダメです。
学生でも借りられます
学生時代は人生の中でも貴重な時間です。今しか出来ない卒業旅行やクラブ活動などでどうしてもお金が必要なときはあります。それに一人暮らしで生活費が足りなくなったりすることもあるでしょう。働いてないからこそ社会人よりもお金には苦労することが多いのが学生です。
オリックス銀行カードローンは、学生でも安定した収入のあれば申込可能です。
融資はローンカードが届いてから
オリックス銀行カードローンは、審査後にローンカードが郵送されてきます。そのローンカードを手にして提携ATMに行って(又は振込融資の手続きをして)はじめてお金を借りることができます。だから申し込んでから実際にお金を手にするまでは早くても3日~7日程度はかかります。
このように、今日申し込んで今日お金を手にしたいという場合はオリックス銀行カードローンでは無理です。オリックス銀行以外の銀行には即日融資に対応している銀行がありますが、いろいろと条件が付くので注意が必要です。
本当に急いでいるのであれば即日融資を得意とする消費者金融(プロミスやアコム、アイフル、モビット等)に申し込むのが確実です。
オリックス銀行カードローンが人気の理由
いまはアコムやプロミスといった昔からある消費者金融だけでなく、銀行も個人向けローンを行っています。オリックス銀行カードローンもその1つです。どちらも仕組みは同じようなものでカードローンですから何が違うか分からない人も多いと思います。
大きな違いでいえば消費者金融は貸金業法という法律に縛られていてあまり特徴を出しにくく、また貸せる人にも法律で制限があります。
銀行は貸金業法には関係ありませんので、法律に縛られることなくいろいろと特色を出しています。その中でもオリックス銀行カードローンの人気の秘密は何と言っても融資限度額が大きく金利も低いという2点ではないでしょうか。
オリックス銀行の利用限度額は最大800万円。これは業界最大級です。ただ、最近は消費者金融も限度額を上げてきていますので違いが無くなってきています。
一方、金利は1.7%〜17.8%で銀行の中でも低い方です。消費者金融と比べると更に低い金利です。上限金利は17.8%と消費者金融とあまり変わりませんが、限度額が上がってくると下限金利1.7%に近づくので消費者金融よりも金利差は大きくなってきます。
お金を借りるときはやはり限度額が大きい方がいいし、金利は低い方が良いですよね。
それに加えて銀行ということもあり信頼が高いという安心感からオリックス銀行カードローンは人気のカードローンです。
また、銀行カードローンでは預金口座を作らないといけないといった条件が付く事がありますが、オリックス銀行では口座開設が不要。さらに来店も不要という点も人気のポイントです。
さらに見逃しがちなのが毎月の返済額です。返済は基本的に自動的にリボ払いで計算されるのですが、最低3,000円(借入残高が10万円以下の場合)からと一般的な銀行カードローンに比べて毎月の返済額が小さいのは嬉しいところです。
このようにオリックス銀行は他社に比べて魅力が満載で人気があるのも納得できるところです。
オリックス銀行にこれがあったらなというものがあるとすれば「即日融資」でしょうか。オリックス銀行ではカードが発行されるまで1週間くらいかかります。これは銀行カードローンでは一般的ですが消費者金融の申込み当日の即日融資のスピード感にはかなわない点です。
お金は急に必要になることがありますが、いつか必要になることを考えてあらかじめローンカードだけ作っておくといいですね。これも案外知られてないですが、今すぐお金が必要でなくてもカードローンは申し込めます。いざというときの為に申し込んでローンカードを作っておけば急に必要になったときにすぐに借りる事ができますから。消費者金融が即日融資可能とはいっても土日祝日や深夜で職場への在籍確認が取れない時間帯に申し込んだらやっぱり数日かかってしまいますから。だから、あらかじめローンカードを作っておいていざというときの為にいつも財布の中に入れておくというのがいいと思いますね。あらかじめ作っておくのであれば時間的に余裕があるので即日融資ができないオリックス銀行でもいいわけです。できるだけ金利や限度額にアドバンテージのあるオリックス銀行カードローンはあらかじめ作っておくには最適だと思います。
オリックス銀行カードローンって、他社と比較してどんな特徴があるの?
1000円単位で借りられる
オリックス銀行カードローンは、借入限度額が「最高800万円」もあるのが大きな特徴ですが、だからと言ってカードローンを利用する人が常に800万円必要としている訳ではありません。
少額で借りられれば、返済をするのも楽になります。5千円借りれば済むところを1万円借りてしまうと、つい使い込んでしまうものです。
オリックス銀行カードローンは、1000円単位で借入れが可能です。余計に借りることがなく返済計画も立て易くなります。
大口にも小口にも対応できるという点が特徴となります。
提携ATMが無料で利用できる
提携コンビニATMや提携金融機関のATMを利用できるにしても、手数料を取られてしまうと利用する気がなくなってしまいますし、不便だと感じますよね。ATM利用料は一回は少なく感じても何回も行えば意外とお金が大きくなります。そのため、ATMを利用しても手数料がかからないのはとても大きなメリットなので手数料が気になる人は是非、利用してくださいね。
保証会社が2社ある
オリックス銀行カードローンは「オリックス・クレジット株式会社」「新生フィナンシャル株式会社」の2社に保証業務を委託するという珍しい審査システムを採用しています。
保証会社はオリックス銀行カードローンの仮審査を行ったり、返済が困難になった場合に弁済してくれる保証人代わりにともなります。そのため、例えばオリックス・クレジット株式会社の審査に落ちた場合でも、新生フィナンシャル株式会社が新たに審査してくれることになるので、もしかしたら新生フィナンシャル株式会社の審査は通る可能性があります。
ただ、少し金利条件が悪くなってしまう可能性があるのですが、すぐにお金を借りたいという人にはとてもありがたいシステムです。
銀行口座を作らなくても良い
オリックス銀行のカードローンは、オリックス銀行の口座を持っていなくてもすぐに申し込みが出来ます。銀行カードローンは口座を持っていることが条件になっているところも少なくありません。
ですが、オリックス銀行は口座を作る必要がないので、それだけスピーディーにお金を返す事が出来ます。また、口座を作ったとしてもほかに使い道がなければ作るのをためらってしまうことも多いですよね。その分、オリックス銀行のカードローンは手軽にカードローンを利用する事が出来ます。
即時振込サービスは24時間365日振込可能
ジャパンネット銀行の口座を持っている人であればオリックス銀行の即時振込サービスが利用でき、土日祝日を含めて0時10分~23時50分いつでも振込で融資を受けることが出来ます。
反対にジャパンネット銀行以外の金融機関だと振り込みは平日のみで8時40分~15時までになっており、それを超えてしまうと翌営業日の対応になっています。そのため、特にジャパンネット銀行口座を持っている人であれば特にメリットが大きいですね。
尚、即時振込サービスは、カードが手元に届いてから利用できるサービスです。カードローン申込み当日に振り込まれるサービスとは違うので注意してください。また、登録口座、または振込専用口座にジャパンネット銀行口座を登録する必要もあります。手間はかかりますが、一度登録してしまえば済みますから。この際、ジャパンネット銀行の口座も作っておくと便利だと思います。
デメリットは?
メリットがあれば、反対にデメリットもあります。
オリックス銀行カードローンには、無利息サービスがない
無利息サービスとは一定の期間なら利息が0円になるお得なサービスのことで消費者金融であれば導入しているところも増えてきました。ただ、無利息サービスは最初の一度だけ、しかも30日分だけという場合がほとんどで、新規契約をとるための客寄せ的なサービスといえます。だから、無利息サービスがなくても大きなデメリットとはいえないと思います。
即日融資には対応していません
オリックス銀行カードローンは即日融資には対応していませんが、他の銀行カードローンでも、2017年からは貸しすぎの問題から即日融資には対応できなくなっていますので、今現在はデメリットは言えず横並びの状態です。ちなみに、オリックス銀行カードローンで融資にどれくらい時間がかかるかというと、個人差がありますが、3日~1週間は見ておいたほうがいいでしょう。どうしても即日でお金が必要という人は消費者金融に頼るのがベストです。
オリックス銀行カードローンの体験談
オリックス銀行カードローンの審査の実態を調べるため、独自にアンケート調査を行い体験談を収集しました。年齢、性別、年収、勤続年数、希望額、審査結果などを収集することで審査基準が少し見えてきました。
また、詳しいアンケート結果についてはこちらをご覧下さい。
アンケート調査から分かったこと
アンケート結果を見ると分かってきた事がいくつかあります。ポイントは年収、勤続年数、他社借り入れの3点です。また、実際の審査時間についても分かってきました。
年収が高ければ審査に通りやすい?
オリックス銀行カードローンは毎月安定した収入のある方が対象となりますが、実際いくら以上ないといけないといった基準は明確ではありません。申し込んでみないと分からないということになりますが、このアンケート結果から自分と同じような職業や年収でどういう結果であったかを参考にできると思います。ただ、審査は人それぞれなので諦めずに申し込んでみるといいと思います。重要なのは収入が安定しているかであって金額でないということと、年収が高くても審査に落ちる人もいますから、審査は年収だけでは決まらないということです。
勤続年数は超重要!
勤続年数は収入が安定しているかどうかに係わってくる重要な要素です。アンケート結果では審査に通った人、通らなかった人の境界は勤続年数3年でした。勤続年数3年未満の人は年齢や勤務先、年収に関わらず審査に通りにくい傾向がありました。逆に年収が低くても勤続年数3年以上の人は他のマイナス要因が無ければ審査に通っている傾向にありました。
他社借り入れ件数が多いと
借り入れ件数が5件以上ある人は、勤続年数や年収その他の属性が良くても審査に落ちていることが分かりました。アンケートの数がまだ少ないので4件ならいいのか3件ならいいのか分かりませんが、借り入れ件数が5件というのは一般的に見て多いと思います。借り入れ件数が4〜5件以上あると審査には通りにくいのは間違いと言えるでしょう。
返済方法を工夫して早く完済!
オリックス銀行カードローンの返済方法は「残高スライドリボルビング方式」というものです。これは、借入残高に応じて毎月の返済額が決まる方式です。
例えば、借入残高10万円以下の場合、月々の返済額は3,000円。これは、業界最低水準の月々の返済額だそうです。
これなら、安心して返済計画が立てられますね。
返済日は毎月決まった日になります。給与振り込み口座を口座振替に指定するのが返済忘れがなくてオススメです。
もちろん、早く完済したいときは口座振替での返済に加えてATMから追加で返済するということもできます。カードローンなので足りなくなればまたいつでも借りられるので、お金に余裕があって貯金しておくくらいなら、できるだけ多く返済に回した方がお得です。なぜなら、利息は借入残高に応じて増えるからです(利息=借入残高×金利)。
返済額が一定なので、利息とか金利とかの感覚が失われてしまいますが、同じ返済額でも、その内訳は変わってきます