コンビニATMの利用手数料がカードローンの金利を膨大にしている

『どこのカードローンを利用しようかな』と考えている人というのは金利だけに目をやりがちです。金利によって利息額が変わり、しいては返済総額に影響を与えるため、金利を気にするのは当然ではあります。特に、継続的な利用を検討している場合はなおさら、0.1%でも安いカードローンを探します。

しかしながら、現実には借入た元本に対し、どれだけの費用をかけたのかが、対費用率の面で重要になります。その意味では、カードローンの借入・返済に使うコンビニATMの利用手数料が大きな影響を与えています。

コンビニATMの利用

カードローンを提供している業者の専用ATMは、銀行にしても消費者金融にしても高々全国に1,000台程度しかありません。ところが、コンビニの数はセブンイレブンが18,000店、ローソンが12,000店もあり、コンビニには必ずATMが設置されていることから、コンビニATMを利用できることが、カードローンの利便性の基になっています。さらに、EnetというコンビニATMのネットワークも加えれば、ファミリーマートやスリーエフなどすべてのコンビニATMが利用可能になり、日本全国どこにいてもカードローンを利用できるようになります。

コンビニは24時間開いているため、買い物ついでや残業後の仕事帰りでも利用でき、さらに旅行中にお金が必要になった時でもコンビニATMがあれば、簡単にお金を引出すことができます。

コンビニATMの利用手数料

このコンビニATMの利用手数料がカードローンの利用の上で、大きなネックになります。現在、コンビニATMの利用手数料は利用金額が1万円以下で108円、1万円を超える場合は216円になっています。

例えば、消費者金融のカードローンから3万円を借りると通常、金利が18%であるため、1ヶ月後(30日後)に返済した場合は443円の利息がかかります。仮に、その3万円をコンビニATMから月初に出金し、月末に入金すると、2回分の利用手数料として432円(216円×2回)を取られます。1ヶ月分の利息である443円とほとんど変わりません。仮に、ATM手数料の432円と利息の443円を足した875円を借入金3万円に対する1ヶ月分の利息と見做すと、その「実質金利」は35.5%にもなります。

昔、消費者金融が「サラ金」と呼ばれていた時代に膨大な高金利が社会的な批判を浴びましたが、その時の金利でも「旧出資法」の上限金利である29.2%です。35.5%はその時代の金利より高い率になります。当然、借入額が多くなれば実質金利は下がりますが、仮に1~2万円の少額のお金の借入をコンビニATMで行うと、実質金利は35.5%をはるかに超えるようになります。

このようなことから、コンビニATMの利用手数料は「隠れ金利」と呼ばれており、効率的に使わないと、どぶにお金を捨てるようなものです。

コンビニATMの利用手数料が無料のカードローン

銀行カードローンの中にはコンビニATMを無料で利用できるものがあり、以下のカードローンはコンビニATM(セブンイレブン・ローソン・Enet)の利用手数料が入出金とも0円です。

  • 三菱東京UFJ銀行(バンクイック)
  • 三井住友銀行(カードローン)
  • 楽天銀行(スーパーローン)
  • オリックス銀行(カードローン)
  • 住信SBIネット銀行(MRカードローン)
  • じぶん銀行(じぶんローン)
  • 新生銀行(レイク)

ソニー銀行(カードローン)は入金のみすべてのコンビニATMが無料ですが、出金に関してはセブンイレブン以外、月4回のみ無料です。

コンビニATMを利用しない借入・返済

コンビニATMを使わない無料の借入方法としては銀行口座への振込キャッシングがあり、同じく無料の返済方法としては銀行口座からの引き落としとインターネット振込(ペイジー)があります。

まとめ

コンビニは日本全国どこにでもあり、24時間営業が多くなっていることから、コンビニATMは現金をすぐに手元に入手できる最も便利なツールです。逆に、コンビニATMの利用できないカードローンは使うメリットが無いといっても過言ではありません。

一般的に、銀行カードローンはコンビニATMの利用手数料を無料にしているものが多く、消費者金融やクレジット会社のカードローンは有料になっています。